【初心者さん向けワンポイントアドバイス①】
粉について。
パンを作る上で欠かせない「粉」
今はスーパーでも色々な粉が売っていますが、専門店などに行くと、もう何を買えばいいのか、、わからなくなるほど種類豊富です。
どの粉を選ぼうかな~と楽しいのですが、、
その前に!基本的な事を頭に入れておく必要があります。
あまりガチガチになる必要はありませんが、最初の一歩を失敗してほしくないので、記事にしたいと思います。
粉の袋にはだいたい、蛋白〇%、灰分〇%と言う記載があります。
小麦粉中のタンパク質の含有量の違いで多いものから強力粉、中力粉、薄力粉と区別しています。後は小麦粉中の灰分(ミネラル)の割合でこの割合の少ないものから特等粉、一等粉、二等粉、末粉と等級で区別します。
ちょっと難しいので簡単にまとめると、タンパク質含有量の多い硬質小麦は強力粉に、又タンパク質含有量の少ない軟質小麦は薄力粉になります。
灰分は多いほど等級が下がり、少ないほど等級があがります。
ミネラルの多くは小麦の外殻部分に多く存在しています。製粉段階でデンプンやタンパク質が多く含まれている胚乳部分を贅沢に取り出して白い部分を多くした粉はそれだけより多くの原麦が必要となり割高になるので上等の粉と言う事になります。
パン作りにはなぜ強力粉なの?
強力粉は字の通り、強い力の粉と書きます。
これは粘り気、弾力があると言う事(グルテンの力)です。グルテンの元となる小麦タンパクを多く含んでいるからです。
グルテンの力が強い粉を使うと強いグルテン膜が発酵により膨らんだガスを外に逃がさないので、ふんわりと美味しいパンが焼けるのです。
小麦を選ぶポイントはタンパク質と灰分だけではありませんが
あまり沢山書いても難しくなり、これからパン作りを始めてみよう!と思っても
億劫になってしまうと思うので、
白くてふわふわのパンを焼くならタンパク量が高く、灰分値が低いもの。
粉を味わうようなハード系のパンを焼くならタンパク量が低く、灰分値が高いもの。
ざっくりこれだけでも覚えておくと粉を探す時に楽しくなると思います♪
使いやすい、失敗しない粉は?
もし、どこかのお教室に通っているなら迷わず先生と同じ粉を使いましょう!
これが一番間違いないです。
粉を変えて一番困る事。それは入るお水の量が違うのです。
レシピ通りの水を入れても粉により固くなったり、ベタベタになったりしてしまうのです。
慣れてくると、自分の使いたい粉で水分調整することもできますが最初は難易度高めです。
まずは指定の粉を使ってください。
私もレシピを作る上で粉のストックはあまり多くしたくないので
メインで使う粉は2種類ほどです。
粉の事は一度では書ききれないのでまた記事にしたいと思います。

計量は正確に♪写真のようなスコップがあると粉の計量がとても楽ちんです!