発酵種法|ワンランク上のパンを目指す

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パン作り

パン作りの製法|発酵種法(ホシノルバン)

パン作りの製法について

家庭製パンの場合、ほとんどの方がストレート法でのパン作りをされていると思います。
ストレート法とは、最も基本的な製法の一つで、
全ての材料を一度に捏ねてパンを焼き上げる方法。
そのメリットは以下の通りです。

★工程がシンプル
★作業時間の短さ
★小麦の風味をダイレクトに感じる事が出来る
★手軽

普通にパン作りを楽しむなら十分な製法だと思います。
ただ、ある程度、家庭でのパン作りを楽しむと、
お店と自分のパンの違いに気づくようになり
もっとパン屋さんみたいにフワフワに焼きたい!
小麦の風味を引き出したい!
バリっとハード系パンのパンを焼きたい!
など、、色々欲が出てくると思います。
そんな風に思い始めたら、次のステップ発酵種法に進む時が来たのだと思ってください♪

発酵種法とは

発酵種法とは
色々な発酵種がありますが、基本的には本捏ねの前にパン生地の一部を先に捏ねて、
発酵させたものを使います。これを発酵種法と言います。単純に工程が増えるのです。
発酵種には「ポーリッシュ種」「中種」「サワー種」「ルヴァン種」
などいろいろな種類がありますが、
それぞれ焼きあがったパンにもたらすメリットは異なります。

全てを使いこなすのは大変ですし、現実的ではありません。
でも「ウメの」から一つ、ホシノ生種で作るホシノルバンは是非覚えて欲しいのです。

発酵種|ホシノルバンって?

ホシノ天然酵母の種類や特徴を知っていただき生種起こしができるようになり
ストレート法でのパン作りが問題なく出来るようになったら
是非試してもらいたい『ホシノルバン』

『ホシノルバン』とはホシノ天然酵母生種で作る発酵種です。
この発酵種を使うと
①味と香りの向上
②行程の時間短縮
③日持ちの改善
これらが期待できるパンが焼きあがります。

私が一番メリットだと思うのは①の味と香りの向上です。
ホシノルバンを配合して焼き上げたパンは更に香りが良く、何より食感が軽やか!
もちろん生種のみでも配合や作り方で軽いパンは焼きあがりますが、
その軽やかさとはまた別物なんです。

ホシノルバン|作り方

ルバンと聞くとちょっと難しいのでは?と思われるかもしれませんが作り方は簡単です。
混ぜて発酵させるだけ!

材料をぐるぐる混ぜて、、

発酵させるだけ!
このぷくぷくした生地が私は大好き♪

こちらも生種起こし同様に寒い時期は発酵機やヨーグルトメーカーを使います。

出来上がったホシノルバンは3日ほどで使い切ります。
週末にパンを焼こうかな~と思ったら金曜日に仕込んで土日で使いきってください♪
ホシノルバンを使うと工程時間の短縮が出来ます。
通常、生種だけで仕込むとどんなに頑張っても、
それなりに発酵時間はかかります。でもホシノルバンを使い、
捏ね上げ温度を気をつければ、かなり時間の短縮になります。
半端に余ったら、いつものパン生地に少しプラスするだけでも
あれ?何かが違う!と感じるはずです。

まとめ

ストレート法でのパン作りに慣れて、気持ち的に余裕が出てきて
パン屋さんみたいなパンが焼きたいな~と思われたら是非、ホシノルバンを
思い出してください。

ホシノルバンはひと手間ではありますが、
面倒な種継ぎなどもなく使い切りなので手軽にワンランク上のパンが焼けておすすめです。
是非皆さまに知っていただきたい製法の一つです!

私のお教室でもこれまでホシノルバンを使ったパンを沢山ご紹介してきましたが、
今後も積極的に使っていきたいと思っています。

参考記事

【天然酵母初心者向け】ホシノ天然酵母とは
ホシノ天然酵母の起こし方|失敗しない方法
ホシノ天然酵母起こし方|生種起こしポイント解説
ホシノ天然酵母|失敗しない方法種類別解説



この記事の著者

ume_no

1977年8月生まれ。幼い頃から何かを作る事が大好きで、働きながら数年間通ったレコールバンタンでパン作りに触れ、その面白さの虜になりました。卒業後も様々な教室でパン作りを学び、
天然酵母パン教室yuchipanを経て,
お米由来の酵母と和食材を使ったパン教室『 ウメの』を開業し現在に至る。

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